園芸樹木をいう。用途や目的により植木として用いられる樹種は異なるが、美しい緑の葉をもち、あるいはその葉色が変化し、まとまった樹冠を形成し、また乾燥や湿気、温度変化、病害虫などに強いものが植木として望ましい。
植木が半完成木あるいは完成木となるまでには、苗木増殖(実生(みしょう)、挿木、取木、株分け)、苗木仕立て、肥培管理などの手順を経るので、移植や手入れが容易であることも植木の条件の一つである。
樹種選定にあたっては、植付け場所によって、日当りのよい所を好む陽樹であるか、多少日当りが悪くとも生育する陰樹であるか配慮を要する。
つくりあげることをいうが、園芸用語では、主として植木や果樹、盆栽を育てて形づくることをさし、幹や枝、葉などがある程度成長した樹木を、目的とする姿(形)につくりあげる作業過程を仕立てとよぶ。広義には手入れ作業も含まれる。
なお、苗や完成された庭木の場合は、苗つくり(育苗)、剪定(せんてい)、刈り込み、摘心などに区別し、手入れ作業か管理作業に組み入れることが多い。
植木の仕立ては、樹種や配置する場所によって多少異なるが、いずれにしろ樹種の性質や特徴を利用した形づくりが必要である。
仕立て方としては、まず、樹種の特徴を生かした樹冠(姿)を描き、幹の美しさを表現するために直立させるか模様をつける(曲幹にする)かを決める。
続いて、枝の配置(枝配り)を考え、幹とともに全体の形づくりをする。
次に葉の形や大きさによって刈り込みの形を決める。